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藤井道人監督『余命10年』ヒットも恋愛映画のオファーなし

坂口健太郎、小松菜奈、藤井道人監督
坂口健太郎、小松菜奈、藤井道人監督

 藤井道人監督が20日、都内で行われた映画『余命10年』デジタル配信/ブルーレイ&DVDリリース記念イベントに出席し、本作が大ヒットを記録しながら恋愛映画のオファーが来ない現状を嘆いた。この日は、ダブル主演を務めた小松菜奈坂口健太郎も来場した。

【動画】トークの様子

 本作は、切なすぎる小説としてSNSなどで話題を読んだ小坂流加の小説を、『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』などの藤井監督が映画化したラブストーリー。20歳で難病を発症し、余命10年と宣告された茉莉(小松)は「恋なんてしない」と誓うが、同窓会で和人(坂口)と再会し、惹かれていく。

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 累計興行収入30億円のヒットを記録した本作について、小松は「特別なもので、おばあちゃんになってもそう思えるんじゃないかと思えるくらいの時間でした」と撮影を回顧。坂口も「たくさんの方に愛してもらえる作品とはなかなか巡り合わないので、こういう豊かで美しい作品に巡り合えたことに感謝したいと思います」と喜びを語った。

 そんな二人と3月5日の公開記念舞台あいさつぶりに対面した藤井監督は、「本来、僕は客席側の人間なので、『うわぁ、小松菜奈と坂口健太郎だ!』と普通に思っちゃいますよね。久しぶりに見るとすごい美男美女」とぶっちゃけて笑いを誘いつつ、「作り手は、一生に一本をずっと作り続けていかなきゃいけないと思っているので、自分にとって一個の強いライバルができたような。次はより面白いものを同じチームで撮れたら幸せです」と本作に対する熱い思いや今後の期待を打ち明けた。

 一方で、「すごい反響をいただくんですけど、恋愛映画のオファーはマジで一個も来ないですね」と嘆き。「なんでですか?」と疑問をぶつける坂口に、藤井監督は「なんでだろうね」と首をかしげながらも「これ(『余命10年』)がすごくよかったからと捉えています」と答え、「強いのばかり来るんですよね」と苦笑いした。(錦怜那)

映画『余命10年』のデジタルレンタル/ブルーレイ&DVDのセル&レンタルは7月22日より開始(先行ダウンロード販売中)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント 販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

小松菜奈、坂口健太郎、藤井監督が『余命10年』を語る!デジタル配信/ブルーレイ&DVDリリースイベント » 動画の詳細
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