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美しすぎる!ティモシー・シャラメに恋しちゃう映画8選

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公開中の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』より
公開中の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』より

 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のローリーと『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』のギャツビー、まったくタイプが違う青年なのにどちらも魅力的なのは、ティモシー・シャラメが演じているから。どんな役でも美しすぎるシャラメがたっぷり見られる映画をピックアップ!(平沢薫)

【フォトギャラリー】世界が注目する美青年!ティモシー・シャラメ

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(2019)

ティモシー・シャラメ
Photography by Jessica Miglio (C) 2019 Gravier Productions, Inc.

 ウディ・アレン監督がNYで週末を過ごすことになった大学生カップルを描くロマンチック・コメディー。シャラメ演じる主人公の「NYで生まれ育った都会っ子」という設定は、シャラメ自身と同じ。どんな役でもこなすシャラメだけど、本作を見るとやっぱり田舎より都会、貧困より富裕、純朴より洗練が似合うし、洒落た会話と服装がしっくり来るのがよく分かる。彼が演じる主人公は、このまま成長したら、この映画の監督ウディ・アレンが1970年代の監督作で自ら演じたちょっとめんどくさい性格の主人公そっくりになりそうなのに、そんなキャラもシャラメにお似合い。シャラメの新たな魅力を発見!

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『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)

ティモシー・シャラメ

 『レディ・バード』(2017)でシャラメをプレイボーイ役でチラッとだけ登場させたグレタ・ガーウィグ監督が、名作小説を新たに映像化。シャラメが演じるローリーは、これまでちょっと屈折した役が多いシャラメには珍しい、好青年タイプ。4人姉妹の隣家に住む資産家の孫息子で、ロマンチストなうえに性格は真っ直ぐ。ジョーと2人、舞踏会に行きながら、広間では踊らず、屋敷の外で2人だけのダンスに興じるシーンの美しさは夢のよう。そして、ジョーに「言わないで」と言われても告白せずにはいられず、「出会った時から君を愛してる」「君の嫌なことは全部やめた」と語るときの眼差しの真摯さ。19世紀の上流階級の優雅な服装も、シャラメのノーブルな雰囲気にぴったり。

『ビューティフル・ボーイ』(2018)

ティモシー・シャラメ
Amazon Studios / Photofest / ゲッティ イメージズ

 『レディ・バード』の直後に撮影されたのが本作。麻薬依存症の息子とその父の回想録を『オーバー・ザ・ブルースカイ』(2012)のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督が映画化。シャラメが演じるのは、父親に何度も助けられるのに、また麻薬に手を出してしまう依存症の青年ニック。普段から細身のシャラメが、この役のために約9キロも減量してガリガリに。主人公がボロボロになっていく姿を見ていられるのは、シャラメの美しさがあってこそ。うつむいた横顔を見ても、こけた頬の凄惨さを痛ましく思いながらも、長いまつ毛の美しさに見惚れてしまう。悲惨な日々の中、ガールフレンドのローレンとのシャワーの中でのキスシーンの美しさが胸を打つ。

『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』(2017)

 長編映画は本作のみのイライジャ・バイナム監督・脚本で、父親を失ったばかりの青年ダニエルの高校を卒業した夏の暴走を描く。ダニエルは麻薬売買に手を染めつつ、ある女の子に出会って夢中になっていく。ポイントは、シャラメのまだ少年っぽさの残る表情と、ダサすぎるファッション。恋する女の子にマヌケなジョークを言ったり、警官に車を止められてマジにビビるなど、初々しい表情が続々。『イット・フォローズ』(2014)のマイカ・モンロー演じる女の子に、自分が口の中でなめている棒突きキャンデーを抜き取られるシーンの、呆然としつつも彼女に夢中な表情は必見。ピクニックで突然、雨が降り、自動車の中に逃げ込んでのキスもロマンチック。

『君の名前で僕を呼んで』(2017)

ティモシー・シャラメ
Sony Pictures Classics / Photofest / ゲッティ イメージズ

 『胸騒ぎのシチリア』(2015)のルカ・グァダニーノ監督が、17歳のエリオの生涯で初めての激しい恋を描き、シャラメのアカデミー賞主演男優賞ノミネートをはじめ、映画賞を席巻。北イタリアの避暑地の夏は太陽の光にあふれ、エリオが年上の青年オリヴァーに寄せる想いのひたむきさもまぶしく、その双方のキラキラ感に目がくらむばかり。特にオリヴァーとキスして以降のエリオの感情の高まりと、それをそのまま表してしまう無防備さ、緊張していると言いながらがむしゃらに抱きついたり、自分が弄んだ桃をオリヴァーが食べると泣いてしまうシーンなどの美しさは、シャラメの華奢で可憐なルックスなしには成立しない。ラストの長回しのアップで、表情の微細な動きだけでさまざまな感情を演じ切るシャラメの表現力には圧倒されるばかり。

『マイ・ビューティフル・デイズ』(2016)

 『スターガール』(2020)のジュリア・ハート監督が、悩みを秘めた29歳の女性教師と高校生3人の、演劇大会参加のための週末3日間の旅を描く。シャラメが演じるのはその3人の一人。クラスでも浮いていて、行動障害のため薬の服用が必要、しかもこの女性教師に恋しているという問題児ビリー。大人をギョッとさせるような深い言葉を語るかと思うと、ベッドの上で飛び跳ねて遊んだりする、この年齢特有の大人っぽさと子供っぽさのアンバランスな同居ぶりを、シャラメが鮮やかに演じて魅了してくれる。女性教師の目線に同化して映画を観れば、シャラメにまっすぐ見つめられてドキドキする気分も疑似体験できる。

『シークレット・チルドレン 禁じられた力』(2015)

 『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』(2017)の撮影監督アンドリュー・ドロス・パレルモが、森の中で家族だけで暮らす超能力を持つ兄妹を描く不思議な雰囲気のファンタジー。主人公は妹で、シャラメが演じるのはその兄だが、ポイントは「大自然の中のシャラメ」がたっぷり見られること。家の周囲は森なので、森の中を走るシャラメ、湖水の中を泳ぐシャラメなど、彼の動く身体の美しさを堪能できる映像が繰り広げられる。一家は自給自足生活なので、干し草を積み上げるなど、肉体労働をするシャラメというかなりレアなシーンも少なくない。彼の長い手足は、何をしていても、ひたすら優美。

『クーパー家の晩餐会』(2015)

ティモシー・シャラメ
CBS Films / Photofest / ゲッティ イメージズ

 『I am Sam アイ・アム・サム』(2001)のジェシー・ネルソン監督が、クリスマス・ディナーに集まるクーパー家の人々をコミカルで感動的に描くハッピーな群像ドラマ。シャラメの出番はそんなに多くはないが、ファン必見なのは、実際の本人とはまったく違いそうな「イケてない引っ込み思案の男子高校生」役のシャラメが見られるから。思春期まっさかりの自意識過剰で周囲には無愛想、片思いの女の子の前に出ると心の中で「胸を見ちゃダメだ!」と念じすぎてつい見てしまうという思春期男子ぶりがキュート。そんなお兄ちゃんをなんとかしなくちゃと頑張る幼い弟に助けられて、めでたく女の子と交わす初めてのキスの不器用さ、初々しさがまぶしい。

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