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市原隼人、人気絶頂期の知られざる苦悩

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自分の人生を大きく変えた金言について語った市原隼人
自分の人生を大きく変えた金言について語った市原隼人

 俳優の市原隼人が2日、都内で行われた映画『喝風太郎!!』(公開中)の公開記念舞台あいさつに登壇し、人気絶頂期の20代前半に仕事に対する悩みやプレッシャーにより、引きこもりになったことを打ち明けた。この日は藤田富工藤綾乃柴田啓佑監督も来場した。

仮面ライダー俳優・藤田富、撮影中の失神を告白【画像11枚】

 本作は、「サラリーマン金太郎」など数々のヒット作で知られる漫画家・本宮ひろ志のコミックを原作にした異色のヒューマンドラマ。型破りな僧侶が悩める人々に答えをもたらしていく。金言も多く登場するため、自身の人生を大きく変えた金言を問われた市原。自分のスタイルを貫いていた10代の頃に「プライドを捨てるのもプライド」という言葉をもらい、固定概念を捨てて、自分や周りを俯瞰で見られるようになったという。

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 また、「20代前半のときにプレッシャーやいろんなことで、外に出たくないし、人にも会いたくないとき」があったことも告白。この時期は、「ROOKIES ルーキーズ」シリーズで人気を集め、ドラマや映画に引っ張りだこだったが、市原は人知れず苦しみに耐えていたようで、「そんなとき、友達が家に来てくれていろんなことを吐いたら、『ぜいたくな悩みすぎる』と言われた」と明かし、「そのことは忘れない」と吐露。今では「悩んだり考えたりしたときには、そういう場所を与えてくれて、うれしいと思うようになりました」と充実した表情を見せた。

喝風太郎
藤田富は撮影中に失神していたことを明かした

 ひげ面にボロボロの袈裟が特徴的な僧侶・風太郎を演じるにあたり、メイクに2時間もかけた市原は、休憩中はその格好のままでレストランなどにも行っていたそうで「もう少し(周囲に)気をつけた方がよかったかな」と照れ笑い。しかし、全然バレなかったようで、柴田監督は「最初はクマみたい(な風貌)で、(みんなは)そっちにビックリする」と暴露。撮影の中盤には、市原が近くにいることはSNS等で地元の人たちの間で話題にもなったが、それでもその扮装のため「みんな探しているけどわからない」と柴田監督。市原も「それも楽しかったです」と笑っていた。

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 セコい詐欺師・笹本健司役の藤田は、アクションシーンを振り返り「首を絞められた時に実際に入っちゃって、実は失神してたんですけど現場の人が気づいてくれなくて」と嘆きながらも、「生々しさが出てるんじゃないか」とアピール。ちなみに藤田いわく、「もともと柔道部なので落ちやすい」そうで、柴田監督は「早めに言ってほしかった」とクレーム。驚きを隠せない市原は「(失神について)初めて聞きました。会えてよかったです」と無事の対面に安心していた。(取材:錦怜那)

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