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『スター・ウォーズ』“希望”の体現者ルークの変化 マーク・ハミルが語る衝撃

希望は潰えたのか? 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のルーク
希望は潰えたのか? 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のルーク - (C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 映画『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』からはじまる旧三部作の主人公ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミル。その30年後を描く新シリーズ第1弾『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の続編『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日)の予告編では、「ジェダイは滅びる」と衝撃的なセリフを口にするなど、重要な役割を果たすことが示唆されている。希望を象徴する存在であったルークの変化についてマークに聞いた。

【動画】ルーク「ジェダイは滅びる」衝撃のセリフ

 『最後のジェダイ』におけるルークの変化について、詳細は伏せながら「正直なところ、僕自身も準備が必要だった。簡単じゃなかったよ。かつてルークは、物語おける“希望”の体現者でもあった。その彼に『ジェダイが終わりを迎える時が来た』と言わせるなんてね。最初に脚本を読んだときは、本当に驚いてしまった」と語るマーク。

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 時を経て再び挑んだルーク役。老人となった彼に「オビ=ワン・ケノービの要素を取り入れたのは確かだ」といい、同時に「ただ製作陣にとってのゴールは、ルークの新しいキャラクターを構築することだった」と明かす。

 「前作でレイがルークを見つけたあの島に行きつくまで、彼の身には多くのことが起こった。ジェダイに選んだカイロ・レンはダークサイドに転向して寺院を焼き払い、若いジェダイの練習生たちを殺してしまった。そのため彼は、罪の意識を背負って、僧侶のように孤島に引っ込んで隠遁生活を始めた。こういった情報が『最後のジェダイ』では重要な要素になっているんだ」。

 同時に、「僕はもう主人公ではない。今回の物語は、主人公であるレイの視点から描かれなくてはいけない。脚本を自分なりに解釈して演じることが、僕にできる最大の仕事だ」と言うマークは、『最後のジェダイ』の脚本・監督を務めたライアン・ジョンソン監督への信頼をのぞかせる。「彼のように人当たりが良く、おおらかで、短気でもない人が監督を務めてくれて幸運だった。それに彼は、とても才能豊かなストーリーテラーでもある」。

 また「もうあのころに戻って、デス・スターを巡って走り回って、頭をぶつけ合い、気の利いたことを言うなんてことはできやしないんだ」と振り返ると、「(アニメなどで声優を務める)『バットマン』のジョーカー役を除けば、『スター・ウォーズ』はほかに比べるものがないほど、とんでもない作品だ。忘れ去られるってことが全くない。そのことにジレンマも感じるね」と吐露。それでも最後には「この作品を愛しているよ。ものすごく楽しいからね」と付け加えた。(編集部・入倉功一)

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