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『マトリックス』ウォシャウスキー姉弟が姉妹に 弟がトランスジェンダー公表

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ウォシャウスキー姉妹 左がラナ、右が今回カミングアウトしたリリー
ウォシャウスキー姉妹 左がラナ、右が今回カミングアウトしたリリー - Lester Cohen / WireImage / Getty Images

 映画『マトリックス』シリーズなどを監督したウォシャウスキー姉弟の弟アンディ・ウォシャウスキー(48)がトランスジェンダーであることをカミングアウトし、名前も女性名のリリーと改めたことが明らかになった。姉のラナ・ウォシャウスキー(50)もトランスジェンダーであることを公表しており、数年前に性別適合手術を受けている。

【写真】ウォシャウスキー兄弟時代の作品『マトリックス』

 リリーは現地時間8日、米シカゴのLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)向けメディア Windy City Times に思いをつづった手紙を寄稿。タブロイド紙を皮肉るように、「衝撃の性転換 - ウォシャウスキー兄弟が姉妹に!!!」と題された声明でリリーは、これまでに複数の媒体が、自分の意思に反して、彼女の性にまつわる話題を掲載しようとしてきたと告白した。

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 そんな中、今週の月曜日に英国の大手メディア Daily Mail の記者がこの件に関して彼女にインタビューを求めてきたことをきっかけに、自ら事実を公表することを決心したという。

 「いつかはカミングアウトしなくてはならないということは、わかっていました」というリリーは、「トランスジェンダーとして生きるうえで……その事実を隠すというのは難しいことなのです。わたしには、頭を整理し、自分が居心地よく問題がないと感じられるようになるための時間が必要だった」と心境を吐露。声明の中では、1991年に結婚した妻や、姉のラナたちの存在にも触れており、家族の支えがなければ「今日までの自分はなかったでしょう」と感謝をつづっている。

 ウォシャウスキー姉妹は『マトリックス』シリーズのほか、『スピード・レーサー』『クラウド アトラス』『ジュピター』など話題作を監督。昨年はNetflixで配信中の「センス8」でドラマの世界にも進出している。(編集部・入倉功一)

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