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タランティーノ、『スター・ウォーズ』配給のディズニーに激怒!劇場を脅して奪ったと主張

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不満をまくし立てたクエンティン・タランティーノ監督
不満をまくし立てたクエンティン・タランティーノ監督 - Marc Piasecki / Getty Images

 クエンティン・タランティーノ監督がハワード・スターンのラジオ番組に出演し、現地時間25日より自身の最新作『ヘイトフル・エイト』をシネラマドーム(ハリウッドにある有名な映画館)にて2週間独占で上映するはずが、ディズニーが劇場側に圧力をかけて映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(18日全米公開)をホリデーシーズンにわたって同所で上映させることにしたと怒りもあらわに主張した。

映画『ヘイトフル・エイト』場面写真

 ロサンゼルスで育ったタランティーノ監督にとってシネラマドームで映画を上映することは特別な意味を持っているといい、シネラマのロゴを『ヘイトフル・エイト』のオープニングクレジットに付けたほど。しかも70ミリフィルムのプロジェクターを持つ同劇場は、70ミリでの上映を想定して作られた本作にとって外せない場所だった。

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 タランティーノ監督は「ついこの間聞いたんだけど、最悪なニュースなんだ。クソむかついている」と切り出すと、ディズニーが『ヘイトフル・エイト』からシネラマドームを奪ったと主張。監督によると、劇場側が「『ヘイトフル・エイト』との契約があるから」と断ると、ディズニーは「シネラマドームでホリデーシーズン中ずっと『スター・ウォーズ』を上映しないなら、あなたたちのほかのシネコンでも『スター・ウォーズ』を上映させないことにする」と「文字通り、脅して」きたのだという。

 また、タランティーノ監督は『フォースの覚醒』がグローマンズ・チャイニーズ・シアターでも上映されることに触れ(ハリウッドでは通常、チャイニーズ・シアターで上映すれば、シネラマドームでは上映しない)、「2か所は1マイルと離れていないんだよ」と声を荒げる。『フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムス監督が製作総指揮を務めたテレビドラマ「エイリアス」で数エピソードを手掛けたこともあるタランティーノ監督は「J・Jは好きだ! 僕は『スター・ウォーズ』の人たちに(文句を)言っているんじゃない。ディズニーの人たちにだ!」とまくし立てた。

 司会のハワード・スターンは、ディズニーのCEOであるボブ・アイガーがこの番組を熱心に聞いていると明かし、「J・Jやボブが聞いたら元に戻してくれると思うよ」とタランティーノ監督をなだめていた。

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 しかし、Deadlineが複数の関係者の話として報じたところによると、ディズニーは『フォースの覚醒』をホリデーシーズン中ずっと上映できるよう、数か月前からシネラマドームを押さえていたといい、タランティーノ監督がその事実を単に最近知っただけなのではないか、とのこと。シネラマドームも先日、『フォースの覚醒』の公開に備えて劇場をアップグレードさせたと発表しており、『フォースの覚醒』の上映にノリノリのように思える。ディズニーと、『ヘイトフル・エイト』の配給元であるワインスタイン・カンパニーはこの件に関してコメントを控えている。(編集部・市川遥)

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