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ライアン・ゴズリング「男がオオカミに見えた」幼少期を明かす

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ライアン・ゴズリング
ライアン・ゴズリング - (C) 2013 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC.

 映画『ロスト・リバー』で初監督を務めたライアン・ゴズリングが、母子家庭で育った自身の幼少期を振り返り、美しい母親に男たちが言い寄る光景を見て「男がみんなオオカミに見えたんだ」と当時抱いていた思いを語った。

【映像】ライアン・ゴズリング監督『ロスト・リバー』インタビュー

 本作は、経営破綻し住民がほとんどいなくなったゴーストタウンを舞台に、そこで暮らすシングルマザーのビリー(クリスティナ・ヘンドリックス)と、彼女の息子で町が衰退した原因を探ろうとするボーンズ(イアン・デ・カーステッカー)の姿を追ったダークファンタジー。ボーンズを含めて2人の息子を育てるビリーは、家族を支えるために怪しげなショーを行う店で働くことを決めてしまう。

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 ライアンは幼いころ、男性を見ると「略奪者みたいなエネルギーを感じて、太刀打ちできない子供にはすごく怖かった」という一方で、「でも映画の中ではそこを忠実にではなく、空想的に表現したかった」と本作ではその気持ちを抑えていた様子。また空想的というキーワードは、今回何よりも重要としていたよう。「必死で生きようとする家族の姿だとか、逆境の中でも最善を尽くす姿を映画にしたいと思っていたんだ。それを10代の若者たちの空想的な物語で描きたかった」とライアンは述べている。

撮影中
撮影中のライアン・ゴズリング - (C) 2013 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC.

 また初監督作品ということもあり、撮影中には予想外のハプニングもあったよう。子役がカメラを怖がってしまった際には、撮影班が茂みに隠れて撮影したこともあったという。そのため当初予定していた絵コンテを捨てることもあったそうが、ライアンは「でも、おかげで作品に味が出た」と満足している様子。またデトロイトでの撮影中、何とかして映像に映り込もうとする近所の人の姿を見て、住人たちを撮影に招いたことも。俳優たちにとっては不安な状況だっただろうと述懐しつつも、「環境に順応しながらの撮影は、作品に独特の雰囲気を持たせた」と自信を見せている。

 そんな彼が一番映画の良し悪しを左右すると考えているものは、「撮影監督と撮影の環境」とのこと。「本作のブノワ・デビエは最高の撮影監督で、彼が映画のスタイルを決めた」と厚い信頼関係を見せていた。(編集部・井本早紀)

映画『ロスト・リバー』は5月30日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開

映画『ロスト・リバー』ライアン・ゴズリング監督インタビュー動画 » 動画の詳細
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