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マイク・タイソンを直撃、自身のアニメと過去を振り返る!

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アニメ声優に挑戦! - マイク・タイソン
アニメ声優に挑戦! - マイク・タイソン

 世界最強ボクサーとして名をはせた元ヘビー級世界チャンピオン、マイク・タイソンが、新作アニメシリーズ「マイク・タイソン・ミステリーズ(原題) / Mike Tyson Mysteries」と過去について語った。

 本作は、マイク・タイソン自身がアニメのキャラクターとして登場し、テレビアニメ「スクービー・ドゥー」のように謎の事件を解明していく設定。

 アニメ声優の挑戦について「(アニメの声優ができるのは)過去に問題を起こしていた自分とは違うからだろう(笑)。今作はアダルト向けのアニメチャンネル、アダルト・スイムで放映する。とても面白い脚本だ。世間が僕をどう評価するかとても楽しみだ」と新たなマイクの一面が見られそうだ。今作ではさまざまな悪役が登場するが、これから登場してほしい悪役キャラは「ボクシング選手ジェームズ・“バスター”・ダグラスやボクシング・プロモーターのドン・キングなどが登場したら面白いだろうね。それに元妻ロビン・ギヴンズはどうだろう?」とジョークで答えた。

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 近年、娯楽業界で活躍する彼だが、もし1985年に戻れたなら、ボクシングと娯楽業界のどちらを選ぶのか。「おそらく、両立していただろう。この二つの職業は娯楽要素を持っているんだ。当時は、ボクシング界で練習を続けながら、恐怖に直面しても、自分をコントロールしていた。そんな体験がなければ、後に僕は娯楽の世界にも入ることはできなかったはずだ。どんな職業でもさまざまな壁を越えなければいけない。ある意味、人生自体がボクシングのように格闘競技なのかもしれない」と語り、娯楽業界も気に入っているようだ。

 若者へのアドバイスは「自分のやりたいことを途中でやめないことだ。多くの人は自分の求めることがかなわないと途中でやめる。それと鍛錬を持続しながら臨むことだ。それができなければ、どんなに才能があっても意味がない」と自身の経験を通して振り返った。現在のヘビー級のチャンピオン戦は、彼が王者だった頃ほど魅力がないのは「もちろん、選手の性格による部分もあるが、僕が王者だった頃は、王者になるためには人生で犠牲が必要で、バーに行ったり、友人と遊んだり、映画を観ることさえも諦めなければいけなかった。それが結果につながる。最終的には、どれほど自分が王者になることを欲しているかだ。今は、ボクシング選手へのさまざまな外的妨げがあって、選手本来の魅力が失われている気もする」と語った。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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