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「ルパン三世」声優・小林清志、次元役は「ダメになったら俺からやめる」

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「ダメになったら俺からやめる」と語った小林清志
「ダメになったら俺からやめる」と語った小林清志

 人気アニメシリーズ「ルパン三世」の人気キャラクター・次元大介を主人公にしたスピンオフ『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』が公開中だ。テレビアニメ第1作から40年以上にわたって次元役の声優を務めている小林清志が同作への思いを語った。

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』フォトギャラリー

 次元が主役のエピソードが作られることについて、「これまでには不二子ちゃんがやっているよね(※テレビアニメ「LUPIN the Third -峰不二子という女-」のこと)。だから突然、俺の方に話が来るとは思わなかった。でも、それほど驚かなかったなあ」という小林は、見どころについて「次元とルパンが仲間になる前の話だから、次元とルパンとの会話がこれまでのとは違うんですよ。次元がルパンについて『ビジネス上のパートナーだ』って言うセリフがあるけど、あれが象徴していると思うよ」と明かす。

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 スピンオフということで、テレビスペシャルとして放送されている作品とはキャラクターデザインも変更されているが、「かっこいいよ。グラフィック調というかさ、こっちの方が大人向けっていう感じがしますよね。元来、『ルパン』っていうのは大人のための漫画。だから原点に返るというか、モンキー(・パンチ)さんの世界に近くなったんじゃないかなと思うけどな。俺たちは絵を見て、しゃべるわけだから、絵が違えば、演技もいくらか違うかもしれない」と小林。

 テレビアニメ開始から今年で43年。「ルパン」の声優も代替わりし、オリジナルキャストは小林だけになった。その小林も今年81歳。今後については「できる限りやらせてもらいたいけど、どうだろねえ。そこは制作の人の判断だから」としつつも、「でも体はよろよろしてっけど、声の方は、まだいけているので、何とか大丈夫だな。ダメになったら俺からやめるよ」とニヤリ。

 「ルパンだけやっていたら、周期的にしかできないわけだけど、ナレーションをやらせてもらったりしているから、ほら、始終声を出しているんだよ。他の仕事でも何でも。いつも声の仕事をやっている。それは幸せだよね」という小林は老いてなお、かくしゃくとしている。その秘訣(ひけつ)を尋ねられると「俺は優等生じゃないけどさ、よく寝ることにはしているよ。寝不足はよくない。あとは……ないな」と笑っていた。(編集部・福田麗)

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』は全国順次公開

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