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役者・池松壮亮は本物!俊英・石井裕也監督が魅力を語る

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活躍を確信していたという石井裕也監督(左)と池松壮亮
活躍を確信していたという石井裕也監督(左)と池松壮亮

 7日、映画『ぼくたちの家族』公開記念トークショーが、新宿ピカデリーにて行われ、俳優の池松壮亮石井裕也監督が出席した。石井監督は「2011年ぐらいから池松くんのことは知っていたけれど、ものが違う役者だと分かっていた」と現在、出演作が途切れることがない池松の活躍ぶりを確信していたと語った。

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 今年だけでも本作をはじめ、映画『愛の渦』、『大人ドロップ』ほか、待機作も目白押しの池松だが、石井監督は「池松くんは本物です」と断言。さらに「演出家としての見立てですが、すごくクールなんだけれど、メラメラしたものがある。それが割と目に出るので、アップとか寄りで撮るとドキッとするんです」と池松の魅力を語る。

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 そんな石井監督の評価に、照れた表情を浮かべていた池松は「でも僕は俳優に向いていると思ったことはないんです」と胸の内を明かすと、石井監督は「そのこと(俳優という仕事)に抗いながら模索している姿を見ていると、一緒に戦える人なんだなって感じがするんです」と、もの作りの仲間であることを強調。そして「2011年に直接、池松くんにこの映画の話をした時から、この映画で池松くんを輝かせるのが演出家としての義務だと思っていました」と熱い思いを吐露した。

 家族の再生がテーマの本作。本日劇場に足を運んだ人の中には、10回もリピートしたという人がいたが、池松が「僕と石井さんの中では、果たして本当に家族の映画なのかと話していたんです」と語ると「最近、言葉に勝ちたいと思っているのですが、言葉にできない映画を作りました。満足感はあります」と作品をアピールすると、石井監督も「監督なので、言語化することはできますが、みんなには理解してもらうのは難しい映画かもしれません。でもよくわからない手応えはあります」と胸を張っていた。

 本作は、早見和真の同名小説を、映画『舟を編む』の石井裕也監督で映画化。母親の突然の病気によって、家族の隠し事が一気に露呈するものの、そこからお互いの関係を見つめ直し、絆を強めていく家族の姿を描く。(磯部正和)

映画『ぼくたちの家族』は全国公開中

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