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ゾンビコミック「Z」が実写映画化!Jホラーの巨匠が本格ゾンビ映画に挑戦!

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相原コージ「Z~ゼット~」が映画化! 主演の川本まゆとゾンビたち
相原コージ「Z~ゼット~」が映画化! 主演の川本まゆとゾンビたち

 「別冊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載中のゾンビ漫画「Z~ゼット~」の実写映画化が決定した。原作は「コージ苑」「かってにシロクマ」の相原コージ。『リング0 バースデイ』『おろち』などJホラー作品に定評のある鶴田法男監督がメガホンを取る。映画以外のエピソードも撮影され、全6巻のDVDとなる一大プロジェクトとなり、静岡県の病院における撮影現場で主要キャストと監督が作品に掛ける思いを語った。

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 原作は、世界を襲ったゾンビパニックを発生初期、中期、後期に分けてオムニバス形式で描く作品。映画ではその中の数話に登場する、ナギナタを振るう女子高生・戸田凜子を中心とした物語が展開。原作者の相原も出演し、リアルなメイクでゾンビ役に挑む。

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 凜子は、極真空手の黒帯を持つ女優の川本まゆが演じ、この日は群がるゾンビを手にしたナギナタで撃退するシーンに挑戦。原作の凜子と違い、アイパッチを着用した戦闘的なスタイルに身を包み真剣な表情でアクション指導を受けると、血だらけの病院内において、ちぎれた腕や内臓を持つゾンビたち相手に、堂々たる立ち回りを演じてみせた。

 アメリカ出身の川本は、本作について「日本のゾンビ映画ってイメージがあまりなかったので驚きました」とコメント。主演の責任に加え、睡眠時間も短いという過酷な撮影にも「自分の思ったような演技ができなかったと後悔することはありますが、つらいと思うことはないです」と笑顔を見せる。そのほか木嶋のりこ田中美晴らも出演。

 そんな川本の起用に「自慢したい」と大満足の鶴田監督は、実はスプラッターやゾンビものが基本的に嫌いだったと告白。しかし、ゾンビの父といわれるジョージ・A・ロメロのゾンビ映画に盛り込まれた社会風刺について触れると、相原の原作を「実は現代の日本社会を風刺した、日本で初めての正しいゾンビ作品」と称賛。「映画として作るのに値する」と6巻分の脚本も担当するほか、Jホラーの巨匠とも称されるだけに「ゾンビだけど、少し幽霊的な演出をしている部分もある」とこれまでのゾンビ映画と違ったアプローチにも自信を見せている。(編集部・入倉功一)

映画『Z~ゼット~』は今夏シネマート六本木、シネマート新宿 ほかにて全国公開

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