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吉行和子&山本學、婚活に意欲!これからの人生を生き生きと…

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婚活に意欲を見せた吉行和子
婚活に意欲を見せた吉行和子

 16日、映画『燦燦 -さんさん-』初日舞台あいさつが、ヒューマントラストシネマ有楽町にて行われ、吉行和子宝田明山本學外山文治監督、そして劇中に多数登場する平均年齢74歳の演劇集団「さいたまゴールド・シアター」の俳優陣(宮田道代田内一子都村敏子竹居正武遠山陽一)が登壇した。

映画『燦燦 -さんさん-』フォトギャラリー

 本作は、介護の末に最愛の夫を亡くした77歳の鶴本たゑ(吉行和子)が「残り少ない人生を輝かせたい」と一念発起し、息子夫婦から反対されながらも婚活を始める姿を描いた人間物語。作品にちなみ、今からスタートさせたいことを聞かれた吉行は、間髪いれず「婚活ですね」と発言。続けて「間に合わないかもしれませんが、これからの人生は生き生きとしていたい」と目を輝かせた。

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 そんな吉行の発言を聞いた山本も「僕も1人暮らしになって6年になります。今は毎日年を取るというのはこういうことなのかと自分を見つめ直しています。婚活までは頭が回りませんでしたが、茶飲み友達でもいたらいいですね。僕は自分から誘えないタイプなので、皆さん誘ってください」と呼びかけ、客席の笑いを誘っていた。

 宝田は「僕らの年になると、ご主人や妻を亡くされて1人でいる方も多くいると思います。でも1人は不自由かもしれませんが、不幸ではありません。パッと明るく切り替えて、すてきなものに目を移す選択をしたら人生は楽しくなると思います」とアドバイスし、場内からは大きな拍手が巻き起こった。

 本作が長編デビュー作となった外山監督は「人生の大ベテランの俳優さんに囲まれて大変でしたが、皆さんとてもひたむきに練習されている姿を見て、大俳優になるのは、新人のようにフレッシュでひたむきに取り組むことの積み重ねなんだなって学びました」と貴重な経験ができたことを語ると、吉行は「この映画の出演者は年寄りが多いですが、若い人が観ても『年を取るのが怖くない』と思える映画です」と作品を力強くアピールした。(磯部正和)

映画『燦燦 -さんさん-』はヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開中 全国順次公開

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