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温水洋一、ボイスキャストでなんと25役!『バカ昔ばなし劇場版~じじいウォーズ~』に観客沸く

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温水洋一、細川徹、五月女ケイ子
温水洋一、細川徹、五月女ケイ子

 映画監督としても活躍する舞台演出家の細川徹と、その妻で人気イラスレーターの五月女ケイ子が絵本とDVDで展開する「バカ昔ばなし」シリーズの劇場版『バカ昔ばなし劇場版~じじいウォーズ~』の初日舞台あいさつが18日に都内で行われ、細川(原作・監督・脚本)と五月女(原作・作画・監督)のほか、ボイスキャストを務めた温水洋一が登壇した。

『バカ昔ばなし劇場版』初日舞台あいさつフォトギャラリー

 本作は、温水がナレーションはもとより全てのキャラクターの声を担当したアニメーション作品。謎の隕石(いんせき)墜落に遭遇したばかりに、老体にむち打ちながら宇宙の果てで鬼退治をすることになるおじいさんとおばあさんの姿を追い掛けていく。よく知られている日本の昔話や、あのSF映画の名作『スター・ウォーズ』まで、さまざまな作品のパロディーがちりばめられた、ユーモラスでシュールな世界観が展開する。

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 上映終了後、登壇した温水は、「ぜひ多くの方に観ていただきたい。(作品には)いろんな楽しみ方があると思います。癒されて、クスっと笑っていただければ幸いです」と笑顔で語りかけた。また、25役に挑戦した今作のアフレコについて「25役をやると聞いたときから大変だなと思った。限られた時間の中で声を録っていったけど、その時点では絵がなくて、五月女さんの絵を楽しみにしながら声を録っていった感じ。時間がないから、細川監督からは考える間をもたせず、『次、オニやります』『次、天狗』とか言われて難しかったですね」と振り返った。ちなみに、一番大変だった役はと聞かれた温水は「かぐや姫とか……女性(役)は大変ですよね」と苦笑していた。

 一方、これまで数々の舞台の脚本・演出を手掛けたほか、映画『ぱいかじ南海作戦』の監督も務めた経験もある細川は、映画化された現在の心境について「劇場でアニメが流れたわけですから、『ジブリと並んだぞ』って」と冗談めかして会場の笑いを誘った。

 そして最後に三人は、おじいさんのお面をかぶった観客をバックに写真撮影。温水が「じじい!」と掛け声をかけて、観客が「ウォーズ!」と応えてポーズをとって締めくくった。(古河優)

映画『バカ昔ばなし劇場版~じじいウォーズ~』は全国公開中

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