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韓国最大のヒットを記録した恋愛映画が日本上陸!10年越しの「まるで片思いのような」製作秘話を語る!

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プロデューサーのキム・キュンへと、イ・ヨンジュ監督
プロデューサーのキム・キュンへと、イ・ヨンジュ監督

 韓国で大ヒットを記録している映画『建築学概論』が29日、第五回沖縄国際映画祭にて上映され、同作のメガホンをとったイ・ヨンジュ監督とプロデューサーのキム・キュンへが舞台あいさつに登壇した。

映画『建築学概論』場面写真

 本作は「男性が泣ける!」というキャッチコピーと口コミによるリピーターにより、韓国で410万人を動員。256万人を動員した恋愛映画『私の頭の中の消しゴム』や313万人を動員した『私たちの幸せな時間』の興行成績を塗り替え、韓国では社会現象となるブームを巻き起こした作品だ。

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 この日の上映には、5月の日本公開を前に話題の本作を観ようと多くの映画ファンが来場。上映後に登場した二人が「今日ご覧になった皆さんが楽しんでいただけたのならとてもうれしいです」と語りかけると、満員の客席からは大きな拍手が送られた。

 監督は、本作について「この作品の脚本が出来上がったのは、2003年のことでした。この作品を自分にとってのデビュー作にしたいと思って、長年準備をしてきたのですが、なかなか思い通りに製作が決まらなかった。足かけ10年でようやく製作することができたんです。わたしにとってはまるで片思いのような作品といえます」と長い準備期間があったことを告白した。

 キムプロデューサーは韓国で社会現象にまでなった理由を「何といってもこの映画の貢献者は素晴らしい脚本を書いて繊細な演出をしてくれた監督です。時代が変われば変わるほど、過去というものはとても懐かしいものになる。きっと観客の皆さんが、この映画でいろんなノスタルジーを感じてくれたからではないでしょうか」と分析した。

 本作は、建築家の主人公スンミンが学生時代に片思いをした女性・ソヨンと運命的な再会を果たしてからの二人の関係を過去と現在を織り交ぜながら描き出す切ないラブストーリー。過去と現在とで役者を代え、現代の二人をオム・テウンハン・ガイン、学生時代の二人をイ・ジェフンとK-POPグループMiss Aのスジが演じている。(編集部・森田真帆)

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