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真木よう子、7年ぶり単独主演で “最も困難な役” 『さよなら渓谷』映画化!

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極限の愛の先には何があるのか……。
極限の愛の先には何があるのか……。 - (C) 『さよなら渓谷』製作委員会

 女優・真木よう子が、『ベロニカは死ぬことにした』(2006年公開)以来、7年ぶりに映画単独主演を務める『さよなら渓谷』の製作が決まった。原作は、芥川賞作家・吉田修一の同名小説。レイプ事件の被害者と加害者が夫婦であるという作品で妻を演じた真木は「今まで演じてきた中で最も困難な役」「もう少し若かったら私自身の精神が崩れていたと思うぐらい」とこれまでにない難役で新境地に挑む。

 幼児殺害事件をきっかけに暴かれた15年前のレイプ事件。どこにでもいそうな夫婦がその被害者と加害者だった……。男女の極限の愛を問う本作は、人間の性(さが)に迫った衝撃の物語。憎愛に揺れる女性を官能的かつ大胆な演技で真木が体現する。メガホンを取るのは、映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が第60回ベルリン国際映画祭で上映されるなど、海外からも注目されている大森立嗣。実弟・大森南朋が、夫婦の秘密を明らかにする週刊誌記者に扮(ふん)する。

 大森監督は真木について「出会ったとき、心、技、体、全てを兼ね備えた女優だと思いました」とその印象を語り、「現場を進めていくうちに、そう思った自分は間違っていなかったと思いました。真木さんの代表作になると思います」と真木を絶賛し、作品に自信をのぞかせた。

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 夫を演じるのは、先日急逝した若松孝二監督の『キャタピラー』で、四肢を失った帰還兵を熱演した大西信満鈴木杏が大森演じる記者の同僚役で出演する。「来年開催されるカンヌ映画祭への出品を目指します」と高橋樹里プロデューサーは意気込んでおり、映画『悪人』で深津絵里にモントリオール世界映画祭最優秀女優賞をもたらした“吉田作品”で世界進出を狙う。(編集部・小松芙未)

映画『さよなら渓谷』は2013年全国公開

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