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人体模型役の山寺宏一、相棒役である田口浩正の子どもから急所にパンチ

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「痛い」エピソードを明かした山寺宏一と田口浩正
「痛い」エピソードを明かした山寺宏一と田口浩正

 映画『放課後ミッドナイターズ』の東日本大震災チャリティー上映会が21日、新宿バルト9で行われ、声優の山寺宏一田口浩正雨蘭咲木子竹清仁監督が登壇、間近に迫った公開に感極まった竹清監督の姿が観客の拍手を呼んだ。

映画『放課後ミッドナイターズ』東日本大震災チャリティー上映会フォトギャラリー

 今回のチャリティー上映会は、山寺が被災した宮城県塩竈市の出身であることが縁で実現したもので、収益の一部が被災地に寄付される。山寺は本作に出演を決めた理由について、「設定を聞いて『これはダメだろ』と思ったんです。ひと皮むけすぎだろって。でも映像を見て『やるしかない』と決意しました」と明かす。

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 田口は試写会の様子を振り返り、「最初、子どもは怖がったんですけど、途中から爆笑。最後はキュンストレーキ(主人公の人体模型)のお面をかぶって、山寺さんの急所にパンチしていました」と話し、山寺も「そうそう」と思い出したように股間を押さえた。

 紅一点の雨蘭はスケジュールの関係で一人だけのアフレコだったといい「監督に『山寺さんと田口さんに命を吹き込んでもらいました』と聞いていたので力が入りました」と本作が声優陣渾身(こんしん)の一作であることを明かす。セレブの幼稚園児の声を担当した雨蘭のお気に入りのセリフは「リムジンは白しか乗らないわよ」とのこと。最後に竹清監督が「博多で作り始めて5年かかりました。すごいチャレンジだったので、公開を迎えてちょっと泣けちゃいます。どうぞ楽しんでいってください」と観客に呼び掛け万雷の拍手を受けていた。

 映画『放課後ミッドナイターズ』は意志を持って動くことのできる人体模型のキュンストレーキ(山寺)が主人公の物語。聖クレア小学校の理科室に長年立っていたことで多彩な科学知識を修得したキュンストレーキは、彼にいたずらした幼稚園児のマコ、ミーコ(雨蘭)、ムツコに仕返しを計画。相棒の骨格標本ゴス(田口)と共に、真夜中の小学校で大騒動を巻き起こす。(取材・文:県田勢)

映画『放課後ミッドナイターズ』は8月25日より新宿バルト9ほかアジア一斉公開

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