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「これが究極の変態ロックミュージカル!」古田新太、ROLLY、藤木孝、3世代のフルターそろった『ロッキー・ホラー・ショー』

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古田新太、ROLLY、藤木孝、歴代フルターが勢ぞろい!(左から)
古田新太、ROLLY、藤木孝、歴代フルターが勢ぞろい!(左から)

 8日、神奈川芸術劇場にて熱狂的ファンを持つカルト・ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」の発表記者会見が行われ、初代から3代目までの主役フランク・フルター役である古田新太ROLLY藤木孝の3人と、出演者の岡本健一笹本玲奈中村倫也が出席した。

 今回主役として、フランク・フルターを演じる古田は、舞台での奇抜なコスチュームの感想を聞かれ、ほかの出演者からの「古田さん、悪魔かと思いました」という感想をよそに、「別段」とすまし顔。「いつもと変わらない格好だから」と発言して記者陣の笑いをとった。フルターと古田、名前がかぶっているのは偶然だそうだが、今回3代目フルター役に抜てきされたことをうれしそうに話し、作品についても「こんな下品なことをやってもいいんだという作品。楽しいですよ。アトラクションのような感じ。ぜひ、中高生に見てほしい。一緒に騒いで欲しい」と語った。

 前回、日本での上演の際、2代目フルターだったROLLYは今回、謎の人物エディで出演。作品の感想を聞かれて、「ロックミュージカルというものはいろいろあるんですけど、これ以上のものは今のところない。僕の人生の中で、最も愛すべき大変態ロックミュージカルです」と話し、奇抜な美術・衣装に関して「登場人物が全員すてき。全員のコスプレをまねしたくなる。コスプレ業界だけでなくかまぼこ業界にまで影響を与えそう」とROLLY節全開で賛辞を贈った。また、日本語版を作るにあたって、訳詩も担当したROLLYは「2週間くらいアルコール中毒になりながら作りました。そのあと、リハビリ施設に3か月入りました。それぐらい大変でした」と冗談を交えつつコメント、これについて古田が隣で「CD化されるので、この訳詞が今後雛形になりますね」と言うと、「学生が学園祭でホラーショーごっこをする際など、おそらく150年くらい僕の訳詞が雛形になるでしょう」と得意げに話していた。

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 一方、1985年の日本初演の際、初代フルターを演じた藤木は、今回個性の強い古田、ROLLYの二人の横で謙虚な印象。「音楽がすごく好きな作品。物語は奇想天外で、頭で考えるよりも体で体感するミュージカルという感じの作品です」と作品を紹介。今回はナレーター役として登場し、ひと際渋い声を舞台から聞かせるが、いろいろ苦労もあったのか、「なるようになれ」と思いながら演技をしたと話した。

「ロッキー・ホラー・ショー」は初演から38年たった今も熱狂的ファンを持つロンドン生まれのカルト・ミュージカルで1975年の映画版も人気。日本での上演は実に11年ぶりになる。12月9日、神奈川芸術劇場での上演を皮切りに、福岡、大阪、東京の4都市で公演される予定だ。(取材・文 名鹿祥史)

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