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ガス・ヴァン・サント監督ファンのエドツワキ、カミングアウト前から「男の子を美しく撮る」と気付いていた!最新作にも大満足!

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学生すべての意見を尊重して話を聞いていた、エドツワキ
学生すべての意見を尊重して話を聞いていた、エドツワキ

 6日、ガス・ヴァン・サント監督の最新映画『永遠の僕たち』の試写会&ティーチインイベントが都内某所で行われ、アーティストで原田知世の夫であるエドツワキがゲストとして登場。内容と共に、衣装や美術のセンスも絶賛されている本作の魅力について、アートやファッション系の学生50人と熱い討論を繰り広げた。

映画『永遠の僕たち』写真ギャラリー

 『永遠の僕たち』は、第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でオープニング上映され高い評価を受けた、『ミルク』のガス・ヴァン・サント監督による一風変わった青春ドラマ。他人の葬式をのぞくことを日常とする、死に取り付かれた青年イーノックと、不治の病に侵された少女アナベルの恋を繊細に描く。青年の唯一の友人である幽霊の日本兵役として、加瀬亮が出演していることでも注目を集めている。

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 サント監督の20年来の大ファンだというエドは、試写後、まずは満足げな様子で「良い映画を観た後は、本当はまっすぐ帰りたいよね」とコメントし会場を和ませる。そしてサント監督について、「スタイリッシュで洗練されているだけでなく、人間の内面も描いていてバランスが取れている作品をつくる監督」とその魅力を分析。同監督がゲイであることにも触れ「ゲイとは認知していなかったが、男の子を美しく撮ることに長けていると思っていた」といい、後にサント監督がカミングアウトしたときは、「なるほどな」と独特の映像美の理由に納得したという。またさらに、「僕は(映画を観るとき)衣装や美術にどうしても目が行ってしまうが、(サント監督の作品は)ストリートっぽいファッションにしても、モードにしても、非の打ちどころがない」とアーティストの視点からも、手放しで本作を絶賛した。

 学生が中心に集まったティーチインイベントとなったこの日、エドは、「せっかくならみんなにしゃべって帰ってもらいたい」と一人一人の学生に作品の感想を聞いて回り、否定的な意見にも、肯定的な意見にも大きくうなずきながら、真剣な様子で聞き入っていた。途中、ある学生の「ゲイ的な要素が足りないと感じた。(出演した男性俳優に)もっと加瀬亮と仲良くしてほしかった」というコメントに会場がわく場面などもあったが、最後まで誰も集中力を切らさずに討論は繰り広げられ、エドもスタッフに指摘されるまで、終了時間のことをすっかり忘れていた様子でしゃべり続けるなど、イベントは大盛況のうちに終了した。(肥沼和之)

映画『永遠の僕たち』は12月23日よりTOHOシネマズシャンテほか全国順次公開

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