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なぜ沖縄には長寿の人たちが多いのか!人の寿命を描いたドキュメンタリー映画にアメリカを代表する撮影監督ハスケル・ウェクスラーの息子が挑む

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(左)配偶者を亡くした人たちのためのロボット・セラピーの話を聞いているマーク・S・ウェクスラー監督(Variance Films)
(左)配偶者を亡くした人たちのためのロボット・セラピーの話を聞いているマーク・S・ウェクスラー監督(Variance Films)

 アメリカを代表する撮影監督ハスケル・ウェクスラーの息子、マーク・S・ウェクスラーが、人の寿命を描いたドキュメンタリー作品『ハウ・トゥー・リブ・フォーエバー(原題) / How to Live Forever』について語った。

 同作は、監督のマーク・S・ウェクスラーが世界中の長寿の国を訪れ、長寿の秘訣を探っていく作品。フィットネスのゴッドファザーのジャック・ラレインや女優スザンヌ・ソマーズらのインタビューが含まれ、さらに長寿の人が多い沖縄での撮影も敢行している。

 長寿を描いた作品の制作経緯について「僕はこれまでずっと健康問題には興味を持っていたが、僕が50歳になったときに母親が亡くなり、さらにAARP(全米退職者協会)から郵便が来たさいに、これからの人生を考え、もっと時間が欲しい、より長生きしたいと思い始めたんだ。そこで世界中を回って、長寿の人たちや科学者たちにその秘訣を聞き出すことになった」とマーク自身が年齢を気にし始めたことが制作のきっかけだったようだ。

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 マークは前作『マイ・シネマトグラファー』で、父親で撮影監督のハスケル・ウェクスラーを描いたが、今回長寿を描いた作品で、なぜ現役の撮影監督として活躍している85歳の父親にインタビューしなかったのだろう。マークは「今回は母親について描きたかったからなんだ。ただ、父親のハスケルもサンドバッグにパンチしながらトレーニングしているシーンで出演しているんだよ」と明かし、前作で父親を描いたために、今作では亡くなった母親との思い出の一部を綴ったようだ。

 フィットネスのゴッドファザーのジャック・ラレインについては「彼は1950年代に健康のためにフィットネスを始めた人物で、当時それほどジムで人々がトレーニングをしていなかった時代に、周りから変わっていて、不思議なアイデアを発想する人物と評されていたが、今ではそんな彼が発案したフィットネスのアイデアが主流となり、受け入れられているんだ」と語った。この映画の撮影後にジャック・ラレインは亡くなったらしいが、映画内では94歳になる彼が毎日2時間もダンベルなどでトレーニングしている姿が映し出されている。

 また、日本の沖縄に長寿の人々が多いことについて「沖縄は空気や畑の土などが良いだけじゃなく、定年という言葉がないと言っていいほど、定年以降の人たちが畑を耕していたり、漁師として魚を捕っていたり、“いきがい”を持って生きている人たちが多いと思う。彼らはジムのような場所に通っていないが、太陽に当たることでビタミンDを得ることができている。だから、そんな沖縄という場所は長寿には最適なんだよ」と語った。確かに日本の他の県に比べ、沖縄のシニアの人たちは活動的だし、健康的な環境に居るので、長寿になることは頷ける。

 映画内ではシニアのビューティー・コンテスト、日本の熟年(高齢者用)のポルノ作品なども含まれていて、年を取ることに対してイメージが徐々に変わりつつあるのが興味深い形で描かれている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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