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アメリカで劇場公開中の最新映画がレンタル可能に ワーナー、ソニーら大手スタジオが参加表明 1作品約2,500円は割高?

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第1弾配信が予定されている映画『アンノウン』場面写真
第1弾配信が予定されている映画『アンノウン』場面写真 - (C) 2011 DARK CASTLE HOLDINGS, LLC

 ワーナー・ブラザース映画、ソニー・ピクチャーズら大手スタジオ4社が、劇場公開中の最新映画を配信するPremium VODサービスに参加することをバラエティー誌、ハリウッド・リポーターが報じている。価格は1本約2,550円(約30ドル)からと割高だが、大家族や乳幼児などがいる家庭を対象としたサービスとして相応の需要が見込まれる。(1ドル=85円換算)

 バラエティー誌ならびに複数メディアによると、同サービスには、ワーナー・ブラザース映画の親会社タイム・ワーナー、20世紀フォックスの親会社ニューズ・コーポレーション、ソニー・ピクシャーズの親会社ソニー、ユニバーサル・ピクチャーズを傘下に収めるコムキャストの4社が参加を表明。サービスは今月末より開始される予定で、対象映画はDVDがリリースされる前、劇場公開後60日を目安に配信され、48時間以内の鑑賞が可能。価格は29.99ドルと日本円に換算すると約2,550円となっている。

 ロサンゼルス・タイムズ紙によると、昨年のアメリカ国内での映画鑑賞料金の平均は約670円(7.89ドル)であり、今回の価格設定は割高な印象がぬぐえない。だが、上記金額には、映画館に行くまでの交通費やベビーシッターを頼む料金は含まれていない。単身者やカップルならばともかく、乳幼児のいる家庭や大家族ならば妥当な価格設定といえそうだ。

 参加表明したスタジオはDVD市場の縮小を食い止める効果を期待している向きもあるとハリウッド・リポーターは報じているが、一方でパラマウント映画は著作権保護を課題として参加を見送っており、一般普及するまでにクリアしなければいけない問題は少なくなさそうだ。それでも、FacebookやiTues Storeの映画配信が順調に行われている中、新たな配信サービスとして注目を集めており、第1弾配信はリーアム・ニーソン主演の映画『アンノウン』、ジェニファー・アニストン主演の映画『ジャスト・ゴー・ウィズ・イット(原題)/Just Go With It』などが予定されている。(編集部・福田麗)

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