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コンサートで裸になり「公然わいせつ罪」に問われた故ジム・モリソン、罪が40年ぶりに恩赦

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ドアーズ-故ジム・モリソン(右)
ドアーズ-故ジム・モリソン(右) - Mark and Colleen Hayward / Getty Images

 ドアーズの元ボーカル、故ジム・モリソンが、生前の1969年にフロリダで行ったコンサートで裸になり、公然わいせつ罪に問われた事件で、40年が過ぎた今になって恩赦が与えられた。

映画『ドアーズ/まぼろしの世界』写真ギャラリー

 モリソンは、1969年にフロリダのマイアミで行ったコンサートで酔っ払って衣服を脱ぎ、客の前で不適切な露出をしたとして、公然わいせつおよび公然冒涜罪で6か月の禁固刑と500ドルの罰金を課せられた。モリソンはこれを否定して控訴したが、1971年にパリで心臓発作を起こして他界。その後はファンがフロリダ州に恩赦を求める活動を続けていたが、今年12月9日、モリソンが生きていれば67歳となる誕生日の翌日に、フロリダ州のチャーリー・クリスト知事がモリソンの赦免を恩赦委員会に求め、40年ぶりに罪が許されることになった。

 ドアーズのキーボード奏者、レイ・マンザレクがAP通信に語ったところでは、モリソンは観客に、「お前たちに見せてやる」と叫んで着ていたシャツを引きちぎり、体の前を覆い隠して、内側でまるでマスターベーションをしているかのようなしぐさを見せたという。しかし、「実際にはそんなことは起きていない。集団催眠だ。あの時彼は、観客とともにぶっ飛んじゃっていただけ」とコメント。実際に彼がペニスを出しているところは見ていない、と語っている。また妻のパトリシア・ケネディーさんはCNNのインタビューで、「ジムは何も悪いことをしていない」と主張。事件当日の夜について、「1万人もの観衆がいたにも関わらず、彼の裸の写真を誰も持っていない」とし、「まずはこの訴状そのものがフロリダ州の宣伝行為で、最終的に恩赦が与えられるという段取りは、驚きでもなんでもない」と語っている。

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