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ウィリアム王子の結婚式、警備費だけで100億円以上!自腹覚悟のエリザベス女王!ただし経済効果は800億円以上

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世界中から注目を集めています! -ケイト・ミドルトンさんとウィリアム王子
世界中から注目を集めています! -ケイト・ミドルトンさんとウィリアム王子 - Samir Hussein / WireImage / Getty Images

 10年近い交際を実らせ、来年ついに結婚することを発表したイギリス王室のウィリアム王子とケイト・ミドルトンさん。久々のロイヤル・ウエディングに世界中が注目するなか、すでに、結婚式にかかる費用が膨大になるだろうという試算が飛び交っている。

 30年前の1981年に行われたチャールズ皇太子とダイアナ元妃の結婚式では、見学のためロンドンの街角に集まった60万人もの群衆を警備する警察や警備員の配置、1万個もの真珠が手縫いされたダイアナ妃のウェディング・ドレス、27個ものウェディング・ケーキなど、約3,000万ポンド(現在のレートで約40億円)の費用がかかったと言われている。

 ウィリアム王子の式の全体予算はまだ不明だが、清掃費や警備費、披露宴代やケイトさんのドレス代など、イギリスの次の世代を担う王子の結婚式だけに、豪華に執り行いたいところ。一方で現在のイギリスは景気も悪く、財政も苦しい状態が続いているため、ウィリアム王子とケイトさんは代理人を通じて「経済状況をよく思慮したい」と発表しており、父であるチャールズ皇太子、さらに祖母であるエリザベス女王も、自身の財産を提供する覚悟があるよう。特に、披露宴がバッキンガム宮殿で行われる場合は、女王陛下はその費用を自前で払うつもりでもあるようだ。

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 では、実際に式にはいくらかかるのか? 例えば結婚式が、ダイアナ元妃の葬式が行われたウェストミンスター寺院で行われるとすると、式代とは別に周辺地区の清掃費がかかる。地区清掃員は前日からロンドン中心地を徹底的に清掃し、また式後の掃除にも時間をかける必要があるため、清掃費用だけで約4万ポンド(約530万円)が見込まれている。ちなみにダイアナ元妃の葬式後の清掃費は30万ポンド(約4,000万円)かかったという。

 そして何より、最もお金がかかるのが警備費だ。世界各国の王室、皇室、政治家やセレブの大物が集まることが予想され、テロの格好の標的にもなりうるだけに、ここは予算を削れないところ。また、ダイアナ元妃の結婚式のころとは、格段にテロも増えているため、警備費だけで8,000万ポンド(約106億円)ほどかかるとの予想がされている。ロンドン警視庁も、「2012年のオリンピック開催前に、最大のプレッシャーがやってくると思うと警官たちには悪夢にも感じるだろう」と重圧に頭が痛いよう。

 一方で、この世紀のロイヤル・ウェディングによる経済効果も期待されており、世界中に映像配信がされることやイギリスに関心が集まること、観光客が増加し、さらに国民の気持ちが高まって購買力をあげるなど、全体で6億2,000万ポンド(約820億円)の効果があるだろうと期待されている。

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