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ボンドガール、王女、グラフィック・ノベルの主人公、華麗なる変身を遂げる注目の女優ジェマ・アータートンに聞く!

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ジェマ・アータートン
ジェマ・アータートン

 映画『007/慰めの報酬』で約1500人の中からボンドガール、ストロベリー・フィールズ役を射止め、映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』ではヒロインのタミーナ王女を演じた注目の女優ジェマ・アータートンが、主演した新作『タマラ・ドリュー / Tamara Drewe』(原題)について語ってくれた。

ジェマ・アータートン出演映画『007/慰めの報酬』写真ギャラリー

 同作は、鼻の美容整形手術をしたセクシーなジャーナリストのタマラが、都会を離れ故郷である小さな英国の村に戻ってきたが、挑発的ですぐ人を傷つけてしまう彼女は、村のコミュニティを徐々にかき乱していくという現代フェミニズムの失敗を風刺的に描いた作品だ。ポージー・シモンズが執筆したグラフィック・ノベルの原作を映画化している。

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 映画内でジェマが演じたタマラは、鼻の美容整形手術をしており、以前の鼻はかなり大きい設定になっている。ジェマは「実は、わたしも時々人から鼻の美容整形手術をしたことがあるのと聞かれることがあるの。もちろんないけれど、わたしの鼻が結構小さくて整っているように見えるらしく、そんな質問をたまにされることがあるのよ。どういう神経で、そんなこと聞くのかしらね! わたしなら、そんなことは聞けないわ!」と可愛らしい膨れっ面で答えた後に、「だから、そういう風に言われているわたしが、この役を演じることになったのは少し皮肉ね(笑)。ただ、メイクアップの鼻を付けるのは楽しくて、最初は控えめな大きさだったのに、いつの間にか巨大になっていたわ!!」と教えてくれた。映画内では、個性的な大きさをしたこの鼻と、彼女の顔のそれ以外の部分を比較するのも面白い。

 ポージー・シモンズのグラフィック・ノベル作品にはなじみはあったのかと尋ねると、「彼女の作品には全く無知だったの。けれど、彼女の作品を読んだ瞬間に参加してみたいと思ったわ。この原作の『タマラ・ドリュー』の世界は、わたしとはかけ離れているけれど、まず作品のような田舎町があることに興味を持ったの。それから、ポージーの作品をほとんど読んでしまったわ」と出演理由を語ってくれた後、実際にポージーにも会った際に、ポージーがジェマの似顔絵を描いてくれたことも明かしてくれた。

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 映画『クィーン』、『ハイ・フィデリティ』のスティーヴン・フリアーズがこの映画を監督していることについては「優れた監督と仕事するときは、かなり厳しい環境で奴隷のような仕事をする状況が想像されるけれど、彼との仕事は全く違ったわ。まず、彼はわたしの作品を観たり、オーディションもせずに、わたしに会って少し話しただけで、本能的にわたしをキャスティングしたの。実際に撮影中の彼もそうで、本能的にこれが良い、これは駄目だと決めてしまって、すべて計画されたプランのままやったりしない人なの。それに、脚本を選択するときもそうで、ある意味彼のやり方にはわたしも影響されたわ」と語り、すっかりお気に入りの監督になったようだ。

 最近ジェマは、SNSのサイト、フェイスブックのアカウントを持っていないのに、彼女に化けた偽のジェマ・アータートンが10人以上フェイスブックに居るらしく、ある日小さな女の子がジェマに歩み寄り「なぜ、もうフェイスブックでわたしに返事をしてくれなくなったの」と聞いてきたことがあったらしい。もちろん、ジェマは自分がアカウントを持っていないことを説明したらしいが、このような問題に出くわすことが最近増えたらしい。彼女の次回作は、映画『タイタンの戦い』の続編、『クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ 2 / Clash of the Titans 2』(原題)が控えている。
  
 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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