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ロマン・ポランスキー監督、次回作はトニー賞を受賞舞台の映画化

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ロマン・ポランスキー監督
ロマン・ポランスキー監督

 先日、1977年の少女淫行事件の量刑言い渡しのために、アメリカの法廷への出廷を命じられたばかりのロマン・ポランスキー監督の次回作が明らかになった。

 ポランスキー監督の妻であるエマニュエル・セニエが、監督はフランスの人気劇作家ヤスミナ・レザの戯曲「ザ・ゴッド・オブ・カルネージ(殺りくの神)」(原題)の映画化を進めているとフランス版エル・マガジンに対して明らかにした。トニー賞を受賞している同舞台は、子ども同士が起こしたけんかをめぐって双方の親の感情のぶつかり合いを描くコメディで、スイス、パリ、ロンドン、ブロードウェイで上演され、ブロードウェイ版ではマーシャ・ゲイ・ハーデンジェームズ・ガンドルフィーニが主演した。エマニュエルは、レザが長編映画監督デビューを果たした映画『チカス』(原題)へ出演しており、また昨年9月にポランスキー監督がスイスで身柄を拘束されたときに、レザ監督はエマニュエルを支えた友人の一人と伝えられている。

 ポランスキー監督は、昨年12月に450万ドル(約4億500万円)を支払い釈放され、現在スイスで軟禁状態にあるが、アメリカの法廷への出廷命令に対しては欠席のままの量刑言い渡しを要請している。ポランスキー監督の新作映画『ザ・ゴースト・ライター』(原題)は、2月11日から開催されるベルリン映画祭でプレミア上映されることが決まっている。

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