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香港映画界がハリウッド映画を逆リメイク!初登場ナンバーワンを記録した作品とは?

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映画『コネクテッド』より
映画『コネクテッド』より - (C) 2008 Emperor Motion Picture(International)Limited, Warner China Film HG Corporation & BNJ Armor Entertainment Limited. All Rights Reserved.

 ハリウッドが他国の作品をリメイクするという展開はよく聞く話だが、香港映画界がハリウッド映画のリメイクに初挑戦し、初登場ナンバーワンを記録した作品が日本で公開される。

映画『コネクテッド』

 香港映画界が、史上初めてハリウッド映画のリメイクを実現させた作品の名前は、映画『コネクテッド』。謎の組織に誘拐された女性が、壊された電話から敵の目を盗みつつ偶然つながった男性に助けを求めるというスリリングな作品で、オリジナル版は2005年に日本でも公開されたキム・ベイシンガー主演の映画『セルラー』だ。映画『インファナル・アフェア』などアジア圏のヒット映画を、大スターを起用し予算を掛けてハリウッドが超娯楽作としてリメイクするのは近年ごく当たり前な現象となっているが、本作のような逆リメイクはまれだ。

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 リメイク作品と聞くと、大抵はオリジナルを超えることのない凡作とのイメージを抱くことも多く、なおかつ映画大国ハリウッドの作品をリメイクするとなると、そのクオリティーに対して不安を抱かずにはいられない。しかしふたを開けてみれば、『コネクテッド』は香港でオープニング興行収入約1億6,000万円もの記録をたたき出し、初登場第1位に躍り出た。さらに香港アカデミー賞では5部門にノミネートという快挙を成し遂げている。

 本作の一番のウリであり、オリジナルをしのいだ点は、香港ならではの骨太なアクションにあるといえるだろう。危険スレスレのカーアクションや肉弾戦は、ハリウッド産のスタイリッシュなアクションとは一線を画す迫力と危なっかしさがフルスロットルで、トリッキーな展開を得意とするラリー・コーエンの原案を忠実になぞりつつも、単なる焼き直しには終わっていない。監督は、映画『WHO AM I?』『プロジェクトBB』などのジャッキー・チェン主演作で知られるベニー・チャン。本作が逆リメイクブームの起点となるか、今後のアジア映画界の動向に注目したい。

映画『コネクテッド』は8月1日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開

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