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マイケルさんのウォーク・オブ・フェイムの星が消え大混乱! 『ブルーノ』プレミア

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マイケルさん(左)とラトーヤ、2003年6月のパーティ
マイケルさん(左)とラトーヤ、2003年6月のパーティ - L. Cohen / WireImage / Getty Images

 マイケルさんが亡くなった25日夜に、ロサンゼルスで行われた新作映画『ブルーノ』(原題)のプレミアで、マイケルさんのウォーク・オブ・フェイムの星が隠れてしまったため混乱が起きた。
 
 当日は朝からグローマンズ・チャイニーズ・シアター周辺にレッドカーペットが敷かれ、そばにあるマイケルさんのウォーク・オブ・フェイムの星が隠されてしまった。午後になり悲報を知ったファンたちが、マイケルさんを追悼するためにウォーク・オブ・フェイムへ集結。隠された星は見つからず、代わりに見つけたのはハリウッドの中心から離れた場所にある同姓同名の別人、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)さんの星だった。

 このマイケルさんは、ラジオ局KABCで長年DJを務めてきた人。本人は、混乱を終息させようとしてか自分の星に花やろうそくが置かれたことを、自身のブログで伝えた。

 同作は、映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(2007年日本公開)同様に、サシャ演じる架空のゲイのオーストリア人ファッション・リポーター、ブルーノが巻き起こす騒動を描くコメディー。ブルーノは、マイケルさんの姉であるラトーヤ・ジャクソンに突撃インタビューを敢行し、インタビュー中、マイケルさんの声まねをしたり、マイケルさんが皮膚を守るために常に身につけていた白手袋をはめたり、マイケルさんのことを質問したりと、失礼な言動を連発しているという。

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 同日、配給元のユニバーサル・ピクチャーズは、全世界のファンが追悼ムードにあることと、ジャクソン一家に対する配慮として急きょラトーヤの出演シーンを含むマイケルに関するシーンをすべてカットし、プレミア上映を行った。

 スタジオ側が公開前にシーンをカットして本編を変更するのはとても珍しいことで、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件後に、映画『スパイダーマン』が本編中に写っていたワールドトレードセンターをすべて消したこと以来の大事件。『ブルーノ』(原題)の全米公開は7月10日を予定しており、製作・配給元のユニバーサル・ピクチャーズは全米公開時にはカットしたシーンをもとに戻すのか、また公開日を遅らすかなどを、後日改めて正式発表すると伝えている。

 キング・オブ・ポップの早過ぎる死は、一つの大きな事件として映画界にも多大な影響を与えていきそうだ。

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