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デ・ニーロが日本に来た! 意外と内気な大御所のハニカミ会見

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最後にはこの笑顔です!
最後にはこの笑顔です!

 8日、2度のオスカーに輝く大物スターのロバート・デ・ニーロが監督、製作、出演の3役をこなした意欲作『グッド・シェパード』のプロモーションのために来日し、記者会見を開いた。

 もともと会見やインタビューに応じることがなく、公の場にあまり姿を現さないデ・ニーロ。役作りのために体重を増やしたり、髪の毛を抜いたりと、かなり大胆なアプローチをすることで有名だが、素顔はとても静かでシャイな男性のようだ。

 登壇する際、おずおずと壇上に上がったデ・ニーロの表情は、緊張のせいかこわばっていた。質疑応答が始まってからもしばらくは笑顔がなく、「映画にとって、俳優選びは最大の課題だ。本作はどのキャラクターも、ぴったりはまっていて完ぺきだ」とまじめなコメントが続いた。

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 かなり気難しそうな印象だったが、会見が進むにつれ、だんだんと柔らかな表情を見せ始め、時折はにかんだような笑顔も見せたデ・ニーロ。何とか緊張の糸もほどけたようで、花束嬢として、女優の菊地凛子が登場するころには、すっかりリラックスムードで、菊地に「久しぶりだね」と話しかけていた。

 また、司会者から「次回作に菊地さんが出演する可能性は?」と聞かれ、「ありえない話じゃないね。もしかすると、もしかするかも……」と含みのある返答で期待を持たせるなどして、会場を盛り上げる余裕も見せた。

 最後には、「僕は役者がオーディション会場に入ってきた瞬間に、使えるか、使えないかがわかるんだ」と自信満々にコメントしたが、次の瞬間「でも映画が失敗することもあるけどね(笑)」と自分でツッコミを入れ、爆笑する取材陣の反応を見て満足そうに会場を後にした。

 『グッド・シェパード』はCIAの誕生秘話を描いた骨太の社会派ドラマ。デ・ニーロが13年ぶりに監督を務め、主演にマット・デイモンアンジェリーナ・ジョリーを迎えた話題作だ。

『グッド・シェパード』は10月より日劇1ほかにて公開。
オフィシャルサイト goodshepherd.jp

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